ロッカジャポニカ、ファンと迎えたデビュー当日「一緒に素敵な歴史を刻んで」

ロッカジャポニカがデビューシングル「ワールドピース」発売日となった昨日1月27日、東京・東武百貨店 池袋店屋上スカイデッキ広場にてリリースイベントを行った。

シングル発売に先がけ、昨年末よりイベントツアー「ワールドピースツアー」で関東各地を回っている彼女たち。昨日はシングル発売日、ロッカジャポニカのデビュー記念日とあり、冬の屋外ながら熱気あふれる大勢のファンが会場に詰めかけた。

客席通路を1周してステージに上がった5人はまず、スターダストプロモーションの先輩でありレーベルメイトでもあるももいろクローバーZの「走れ！」をパフォーマンス。曲中には再びメンバーが客席通路へと飛び出し、サイリウムを振ってオーディエンスを盛り上げた。「あなたと生きる学習帳！ ロッカジャポニカです！」と5人で元気に挨拶すると、各メンバーが1人ずつ自己紹介。最後に挨拶をした高井千帆は「私たちのメジャーデビュー日、一緒に素敵な歴史を刻んでくれますか？」と笑顔で観客に呼びかけた。

ひとしきり盛り上がったあと、5人は改めてライブの体制を整えると、ここから1stシングル「ワールドピース」のカップリングに収録されたオリジナルナンバー「WEE FIGHT OH!!!!!」「歌いたいのうた」「ボクタチ、ワタシイロ」を3曲連続で披露。そしてラストナンバー「ワールドピース」ではメンバー全員が振り付けで後ろを向いた瞬間、観客が一斉に色とりどりのサイリウムを点灯させて5人のデビューを祝福した。これはスタッフとファンが一丸となったサプライズ企画で、後ろを振り向くいつもと異なる振り付けはこのサプライズのためにスタッフが仕組んだもの。椎名るかは「後ろ向いたらいいんじゃない？って言われて面白半分でやってたんですけど、ペンライトが虹色になってて……本当にうれしかったです！」と顔をほころばせた。

同じく「後ろ向いてるときに皆さんどんな気持ちでいるんだろうと思ってたんですけど、すごくキラッキラしてうれしかったです！」とサプライズの喜びを伝えた平瀬美里は、さらに「あと私、言いたいことがあるんですけど」と前置きし、「私はお小遣いが1000円なんです。でもそのお小遣いを貯めて、自分たちのCDを買おうと思います」と、自らの所持金でロッカジャポニカのデビューシングルを買うことを宣言。また高井は「暑くなっちゃって目から汗が出るとは思わなかったよ」と目にうっすら涙を浮かべながら、「今朝もいつも通り起きれなくて、お母さんに怒られるいつも通りの朝でしたけど、お客さんがお店で撮った写真を見せてくれたり、『ワールドピース』がカラオケに入っていると聞いて、ちょっとずつメジャーデビューの実感が沸いてきました。もしかしたらロッカジャポニカの（結成間もない時期での）デビューに納得いかない人もいるかもしれないけど、日本の人全員に好きになってもらえるぐらいがんばります！」と意気込みを語った。そして内藤るなは「1回しか言いません。今日の気持ちを一言でまとめます！」と告げると、内山あみと声をそろえてシンプルに「ありがとうございましたー！」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

またこの日は、ライブパフォーマンスの途中で音楽がフェードアウトし、突然ステージに上がってきたスタッフが「出てきたのには理由がある！ オリコンデイリーだ！」と1月26日付けのオリコンシングルデイリーランキングを発表する場面も。予定外の出来事に慌てるメンバーを前に、スタッフがデイリーランキング10位だったことを報告すると、5人は「10位獲ったどー！」と抱き合いながら喜んだ。

イベントツアー「ワールドピースツアー」は2月28日まで予定されており、ツアー特設サイトではイベント終了後随時フォトレポートが公開されている。今後のスケジュールと各日程の詳細は特設サイトに掲載されているので、気になる人はぜひチェックしておこう。

また音楽ナタリーでは現在、ロッカジャポニカのメジャーデビューを記念して、メンバー5人の魅力に迫るインタビューを公開している。

※記事初出時、ツアー情報に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。